脳腫瘍ステージ4の余命と症状、手術できない時の選択肢

brain tumor

脳腫瘍で手術が難しいときもご相談ください

この記事でわかること

自宅でタブレットを確認しながら、ノートに書き留める女性

脳腫瘍にはステージがなく悪性度をグレードで表します。グレード4や手術ができない段階でも、放射線治療や薬物療法、緩和ケアなど整理できる選択肢があります。

脳腫瘍はステージ4(末期)と言われても、できることがある

男性が看護師と向かい合って相談する様子

「脳腫瘍のステージ4と言われた」「グリオーマで手術ができないと言われた」。この章では、脳腫瘍の進み具合がどのように表されるのかを公的機関の情報で整理し、この記事で扱う範囲を示します。手術が難しい段階でも、整理できる選択肢は残っています。

脳腫瘍にはステージがなく、悪性度を「グレード1〜4」で表す

脳腫瘍にはステージ分類がなく、悪性度をグレード1〜4で表すことを示す図解

脳腫瘍には、ほかのがんのようなステージ(病期)の分類がありません。脳腫瘍は悪性度を示す「グレード1〜4」で分類され、数字が大きいほど悪性度が高くなります(出典:「神経膠腫(グリオーマ) 治療」)。

グレード1は手術ですべて摘出できれば再発のおそれがほとんどない良性腫瘍で、グレード4には膠芽腫などが含まれます。「脳腫瘍のステージ4」として検索されている状態の多くは、このグレード4の腫瘍や、手術が難しく治療の選択肢が限られてきた状態を指しています。まずは自分の腫瘍のグレードを確認しましょう。

この記事でわかる範囲と、情報の時点

自宅でノートパソコンの情報と手元の資料を照合する男性

この記事では、脳腫瘍の中で最も代表的な悪性脳腫瘍であるグリオーマ(神経膠腫)を中心に、種類、原因、症状、グレード別の5年生存率、検査、治療法、そして手術が難しいときや余命を告げられたときの選択肢までを、一覧で把握できるようにまとめています。医学的な事実は国立がん研究センターがん情報サービスの「神経膠腫(グリオーマ)」「脳腫瘍〈成人〉」と全国がん登録のデータを根拠にしています。

小児の脳腫瘍は治療の考え方が異なるため、この記事の対象には含めていません。生存率は過去のデータなので、目安として読んでください。

手術ができないと言われても、選択肢の整理はこれから始められる

女性と医師がノートを間に相談する写真と「主治医と一緒に整理」の文字

「手術ができない」と言われると、治療がすべて終わったように感じてしまう方は少なくありません。しかし脳腫瘍では、腫瘍の場所によって摘出が難しい場合でも、一部を採取する生検で診断をつけたうえで、放射線治療や薬物療法を中心とした治療が行われます。

脳のむくみやけいれんをやわらげる治療、リハビリテーション、緩和ケアも並行して受けられ、標準治療をサポートする形で統合医療を組み合わせるという考え方もあります。こうした選択肢を一緒に整理するのが、当協会の無料相談です。まずは、いま提示されている選択肢を書き出すことから始めてみてください。

脳腫瘍の種類と、グリオーマ(神経膠腫)の特徴

正常な脳の模型を使う医師の説明を聞く男性

脳腫瘍は100種類以上に分類され、どこから発生したか、どの種類かによって性質も治療法も大きく異なります。この章では、原発性と転移性の違いと、グリオーマの種類を公的機関の分類に沿って整理します。

原発性脳腫瘍と転移性脳腫瘍の違い

原発性脳腫瘍は脳や髄膜などから発生し、転移性脳腫瘍はほかの臓器のがんが脳へ転移するという違いを示す図解

脳腫瘍は頭蓋骨の中にできる腫瘍の総称で、脳や髄膜、脳神経などから発生する「原発性脳腫瘍」と、ほかの臓器のがんが脳に転移した「転移性脳腫瘍」に分けられます(出典:「脳腫瘍〈成人〉について」)。原発性脳腫瘍には良性と悪性があり、グリオーマは悪性の代表です。

転移性脳腫瘍はがん患者の約10〜30%に発生するとされ、肺がんが約半数を占め、次いで乳がん、大腸がんが多いとされています。転移性の場合に治療の中心となるのは、もとのがんの担当医です。この記事では、主に原発性の悪性脳腫瘍を扱います。

グリオーマは、神経膠細胞から発生する悪性の脳腫瘍

神経膠細胞からグリオーマが発生することを、細胞の模式図で示したイラスト

脳には情報を伝える神経細胞が1000億個以上あり、それを支える神経膠細胞(グリア細胞)が1兆個以上存在します。神経膠細胞は、神経細胞の位置を固定して栄養を送るほか、血液中の有害物質が脳に入るのを防ぐ仕組みをつくる役割を担っています。

グリオーマ(神経膠腫)は、この神経膠細胞から発生する悪性の脳腫瘍です。腫瘍が大きくなると周りに脳浮腫(脳のむくみ)が生じ、腫瘍とむくみによって脳の働きが影響を受けることで、さまざまな症状が起こります。症状の現れ方は、腫瘍ができた場所によって大きく異なります。

星細胞腫・乏突起膠腫・膠芽腫と、遺伝子による分類

成人型びまん性膠腫の乏突起膠腫・星細胞腫・膠芽腫のグレードと、病理・遺伝子検査で分類することを示す図解

グリオーマの中で最も多い成人型びまん性膠腫は、星細胞腫、乏突起膠腫、膠芽腫の3種類に分類され、それぞれにグレードがあります。膠芽腫はグレード4、星細胞腫はグレード2〜4、乏突起膠腫はグレード2〜3です。

2021年のWHO分類からは、顕微鏡での観察に加えて、IDHなどの遺伝子の変異を調べて分類することになりました。乏突起膠腫は星細胞腫に比べて一般的に悪性度が低く、薬物療法の効果が得られやすい傾向にあるとされています。自分の腫瘍の種類とグレードを主治医に確認しておくことが、治療を理解する出発点になります。

脳腫瘍の原因と、予防・検診の現状

女性が診察室で女性医師の説明を聞く様子

「なぜ脳腫瘍になったのか」という問いに、すぐに答えが見つからず苦しむ方は少なくありません。この章では、グリオーマの発生要因として公的機関がわかっていることと、予防や検診の現状を整理します。

グリオーマの発生要因は、ほとんど明らかになっていない

医師に相談する男性と、グリオーマの発生要因はほとんど未解明という説明を示したイラスト

グリオーマの発生要因はほとんど明らかになっていません(出典:「神経膠腫(グリオーマ) 予防・検診」)。ごくまれに神経線維腫症などの家族性の遺伝性疾患の一部として発生することがありますが、主な要因は遺伝子の突然変異です。

遺伝的な素因や、周囲の環境、食生活、ストレスといった環境因子の関与は少ないと考えられています。「生活習慣が悪かったのでは」と自分を責めてしまう方もいますが、公的な情報では、そうした関与は少ないとされています。まずは原因探しより、これからの治療と生活に目を向けてください。

特有の予防法と、指針で定められた検診はない

男女が医療機関の受付で案内を受ける様子

グリオーマについては、現在のところ特有の予防法は確立されていません。また、厚生労働省の指針で定められたグリオーマの検診もありません。脳ドックのMRI検査で脳腫瘍が見つかることはありますが、脳腫瘍の発生頻度は低いため、がんの発見を目的とした定期的な脳ドックが推奨されているわけではありません。

悪性の脳腫瘍は症状が急速に進行することが特徴のため、気になる症状がある場合は、脳神経外科や脳神経内科を早めに受診することが大切とされています。頭痛や手足のまひ、言葉の出にくさなど、いつもと違う症状が続くときは受診をためらわないでください。

脳腫瘍の初期症状と、進行したときの症状

自宅で家族の話を聞きながら、女性がノートに書き留める様子

脳腫瘍の症状は、頭の中の圧力が高まることによる症状と、腫瘍ができた場所の働きが損なわれる症状に分けられます。この章では、それぞれの特徴と、けいれん発作や脳浮腫について整理します。

頭痛・吐き気・意識障害など、頭蓋内圧が高まる症状

頭の違和感を医師に相談する男性と「いつもと違う症状は早めに相談」という説明を示すイラスト

脳は頭蓋骨に囲まれた閉じた空間にあるため、腫瘍ができると頭の中の圧力が高くなります(出典:「神経膠腫(グリオーマ)について」)。これによって現れる頭痛、吐き気、意識障害などを頭蓋内圧亢進症状といいます。

頭の中の圧力は睡眠中にやや高くなるため、朝起きたときや昼寝のあとに症状が強く出ることがあります。これらの症状は脳梗塞や脳出血など緊急性の高い病気でも起こるため、感じたことのない違和感があれば速やかに受診してください。症状が出た時間帯や頻度をメモしておくと、診察で伝えやすくなります。

腫瘍の場所によって変わる、まひ・言語障害などの局所症状

手足の動きや言葉の変化など、脳腫瘍の症状は場所によって異なることを示すイラスト

脳は部位ごとに担う働きが決まっているため、腫瘍ができた場所によって現れる症状が異なります。たとえば前頭葉では反対側の手足のまひ、言葉がうまく話せない、性格の変化や集中力の低下、側頭葉では言葉の理解が難しくなる、視野が欠けるといった症状が出ることがあります。

頭頂葉ではしびれや読み書きの障害、後頭葉では視野の欠け、小脳ではふらつきやめまいが代表的な症状です。こうした変化は本人が気づきにくいこともあるため、家族が普段との違いに気づくことも大切です。気になる変化は、具体的な場面とあわせて医師に伝えてください。

けいれん発作(てんかん)と脳浮腫

男性と女性が、医師と看護師に症状について相談する様子

脳腫瘍では、脳の神経細胞が一斉に興奮して、手足が意思に反して震える、言葉が話せなくなる、意識を失うといったけいれん発作が起こることがあります。発作を予防するために抗てんかん薬を使い、規則正しく服用を続けることで、発作を起こさずに生活することが期待できます。自己判断で薬をやめないことが大切で、発作がある場合は原則として車の運転はできません。

また、腫瘍の周りに生じる脳浮腫は頭痛やまひを悪化させますが、ステロイドなどの治療でやわらげることができます。症状の変化は早めに医療者へ伝えましょう。

グレード別の5年生存率と、余命の目安

男性と家族が、女性医師の説明を聞く様子

「グリオーマの余命はどのくらいか」は、最も多く検索されている疑問の一つです。この章では、公的機関が示すグレード別の5年生存率と、全国がん登録の統計を示し、その数字をどう読むべきかを整理します。

グリオーマのグレード別の5年生存率

同じグレードでも腫瘍の種類で見通しが変わることを、医師に相談する男性とともに示した図解
グレード種類5年生存率
グレード2乏突起膠腫88.4%
グレード2星細胞腫73.1%
グレード3乏突起膠腫68.3%
グレード3星細胞腫37.1%
グレード4膠芽腫16.0%

上の表は、日本脳神経外科学会の脳腫瘍全国統計をもとにした、2009〜2015年に治療を行った人のグレード別の5年生存率です(出典:「神経膠腫(グリオーマ) 患者数」)。グレード2の乏突起膠腫では88.4%、星細胞腫では73.1%、グレード3ではそれぞれ68.3%と37.1%、グレード4の膠芽腫では16.0%です。

同じグレードでも、種類によって見通しが大きく異なることがわかります。なお、ここでの分類は当時の基準によるもので、現在のWHO分類とは呼び方が異なる部分があります。

全国がん登録にみる、脳・中枢神経系の悪性腫瘍の統計

脳・中枢神経系の統計は悪性腫瘍をまとめた集計で、グリオーマだけの数値ではないことを示すイラスト

2023年に脳・中枢神経系の悪性腫瘍と診断されたのは5,777例、2024年の死亡数は3,230人です(出典:「脳・中枢神経系 がん統計」)。全国がん登録の2018年診断例では、5年相対生存率は37.8%でした。この統計は悪性の脳腫瘍をまとめて集計したもので、グリオーマだけの数値ではありません。

また、脳腫瘍にはステージ分類がないため、ほかのがんのような進行度別の生存率は示されていません。自分の見通しを知りたいときは、腫瘍の種類とグレードをふまえて主治医に確認してください。

生存率の数字の読み方と、余命が数字どおりにならない理由

統計は個人の期限ではないという説明と、医師に相談する男性を示したイラスト

膠芽腫で16.0%という数字を、「ほとんどの人が5年以内に亡くなる」とそのまま受け取る必要はありません。がん情報サービスも、このデータはおよそ10年前の診断と治療にもとづくもので、現在の治療成績は診断や治療の進歩により向上していると考えられると説明しています。

また、生存率は平均的な確率であって、すべての人に当てはまる値ではありません。同じグレードでも遺伝子の状態や体力、治療への反応によって経過は変わるため、数字は見通しの目安として受け止めてください。医師が告げる余命も統計上の目安であって、期限ではありません。

余命1年と告げられ「もう諦めるしかない」と思っていた60代の男性は、当協会の相談で「この状況でもまだやれることがたくさんある」と助言を受け、その後も専門家が継続的にサポートしたと話しています(当協会「ご相談者の声」より)。余命宣告を受けたあとの考え方は、次の記事でも整理しています。

末期がんで余命宣告されてからの選択肢

進行の仕方と、再発の特徴

病院の明るい廊下を並んで歩く男女

グリオーマは、正常な脳にしみ込むように広がる性質があり、治療後も再発しやすい腫瘍です。この章では、その性質と、グレードによって異なる再発の特徴を整理します。

正常な脳にしみ込むように広がる、浸潤という性質

グリオーマが周囲にしみ込むように広がる浸潤の性質を、細胞の模式図で示したイラスト

グリオーマは、周囲の正常な脳組織にしみ込むように広がっていく浸潤という性質を持っています。そのため腫瘍と正常な脳との境界がはっきりせず、腫瘍の広がりも画像で見えるより大きくなります。

良性の脳腫瘍の多くが正常組織との境界が明瞭なのとは対照的です。この性質から、手術で腫瘍をすべて取りきることが難しく、ガンマナイフなどピンポイントで照射する方法も、初めて見つかったグリオーマには通常行いません。

手術の後に放射線治療や薬物療法を組み合わせるのは、このためです。画像に映る範囲がすべてではないことを知っておくと、治療方針も理解しやすくなります。

膠芽腫は、初期治療から数カ月から1年以内に再発することが多い

男性と女性が、診察室で医師の説明を聞く様子

グリオーマの再発は、種類によって異なりますが、多くの場合もともと腫瘍があった場所の近くに起こります。特にグレード4の膠芽腫は、初期治療が終わってから数カ月から1年以内に再発することが多く、治療が難しくなってくるのが現状です。それでも再発した場合には、手術や抗がん薬の変更・追加などが検討され、ウイルスの性質を利用したがんウイルス療法など、新しい治療法も登場しています。

再発がわかったときこそ、いま選べる治療を主治医と具体的に確認することが大切です。定期的なMRI検査で変化を早めに確認していきます。

再発を告げられたときの治療の選択については、次の記事でも整理しています。

がんが再発したときの治療の選択

10年以上たってから再発することもあり、長期の経過観察が必要

男性がノートに書き留めながら看護師と相談する様子

グリオーマは、10年以上たってから再発することもあるため、長期にわたって通院し、検査を受ける必要があります。MRI検査の目安は、グレード2の腫瘍では治療開始から5年目までは3〜6カ月ごと、6年目以降は6〜12カ月ごと、グレード3の腫瘍では3〜4カ月ごとです。

薬物療法を続けている場合は、白血球や血小板の数も定期的に調べます。治療をしながらこれまでどおり仕事をしている人も少なくないとされ、生活と治療の両立を主治医と相談しながら続けていきます。気になる症状があれば、次の受診を待たずに連絡してください。

脳腫瘍の検査方法

MRI装置と空の検査台、その横に立つ医療スタッフ

脳腫瘍の診断には、画像検査で見当をつけたうえで、腫瘍の組織を調べて種類とグレードを確定する流れがあります。この章では、それぞれの検査で何を調べるのかを整理します。

神経学的検査とCT・MRIで、腫瘍の位置と大きさを調べる

医師の前で、男性が自分の鼻に人さし指を近づける神経学的検査の様子

まず神経学的検査で、運動や感覚、言語や認知の機能に異常がないかを調べます(出典:「神経膠腫(グリオーマ) 検査」)。次にCT検査やMRI検査で腫瘍の位置や大きさ、血管との関係を確かめます。CTは短時間でできるため、まず脳梗塞や脳出血など緊急性の高い病気と見分けるのが目的です。

造影剤を使ったMRIでは腫瘍の広がりや悪性度を手術前に推定でき、グレードが高いほど腫瘍の輪郭がはっきりする傾向があります。手術の前には、fMRIで手足の動きや言葉に関わる部位の位置を調べることもあります。

PET検査と、確定診断に必要な病理検査・遺伝子検査

女性が顕微鏡をのぞきながら標本を確認する様子

CTやMRIだけでは種類や悪性度、腫瘍の範囲の判断が難しい場合には、放射性のアミノ酸製剤を使ったPET検査を行うことがあります。ただし、画像検査で推測できるのはあくまで可能性までです。

診断を確定するには、手術や細い針を刺す生検で腫瘍の組織を採取し、遺伝子の変異を調べる遺伝子検査と、病理医が顕微鏡で観察する病理検査が必要です。この結果で腫瘍の種類とグレードが決まり、その後の放射線治療や薬物療法の方針が立てられます。結果が出るまで時間がかかることもあるため、わからない点は遠慮せず担当医に確認しましょう。

グリオーマには、診断に使える腫瘍マーカーがない

グリオーマには特定の腫瘍マーカーがなく、MRIなどの画像検査で経過を確認することを示す図解

腫瘍マーカーは、がんの診断の補助や治療の効果をみるために使われる血液中の物質です。しかし、グリオーマには現在のところ、診断や治療効果の判定に使えるような特定の腫瘍マーカーはありません。そのため、治療の効果や再発の有無は、主にMRIなどの画像検査で確認していきます。

検査結果の画像は専門的で読み取りにくいものです。腫瘍の大きさや脳浮腫の変化がどうなっているのか、遠慮せず主治医に画像を見せてもらいながら説明を受けてください。

前回との違いを聞いておくと安心です。わからない言葉は、その場で質問しましょう。

脳腫瘍の治療方法と費用感

男性と女性が、電卓や書類を使う相談員に話を聞く様子

グリオーマの治療は、手術で可能な限り腫瘍を取り除き、そのあとに放射線治療と薬物療法を組み合わせるのが原則です。この章では、公的機関が示す標準治療の役割と、症状をやわらげる治療、統合医療を組み合わせる考え方を整理します。

手術は、神経症状を悪化させずに可能な限り摘出するのが原則

正常な脳の模型を置いた診察室で、男性が女性医師に相談する様子

悪性脳腫瘍の手術は、神経症状を悪化させることなく、可能な限り腫瘍を摘出することが原則です。腫瘍の位置を正確に示す手術ナビゲーション、腫瘍だけを光らせて広がりを見えやすくする術中蛍光診断、手足の動きや感覚の機能を確かめながら進める術中モニタリングなど、さまざまな技術が使われています。

グレード2で40歳未満、腫瘍をすべて摘出できた場合などは、追加の治療をせず経過を観察することもあります。手術の費用は保険診療の対象です。高額療養費制度により、自己負担には上限があります。

放射線治療は、6週間かけて腫瘍と周囲に照射する

空の放射線治療台と装置を示しながら、医療スタッフが男性に説明する様子

放射線治療は、グリオーマの治療で重要な役割を担う治療法です。腫瘍とその浸潤部分に、1回1.8〜2.0グレイを週5回、6週間かけて照射するのが一般的で、70歳以上の人では体力の消耗を防ぐため、より短い期間で行う方法もあります。

照射中から直後には、皮膚炎、だるさ、吐き気、頭痛、食欲低下などが起こることがありますが、多くは軽く、照射後約1カ月で消失します。数カ月から数年たってから認知機能の低下などが起こることもあるため、気になる変化は主治医に相談してください。副作用は個人差が大きいものです。

薬物療法、テモゾロミド・ベバシズマブ・がん遺伝子パネル検査

女性が、資料を開く薬剤師の説明を聞く様子

グレード3・4のグリオーマでは、手術のあと放射線治療に加えて薬物療法を行います。中心となるのは飲み薬のテモゾロミドで、放射線治療と併用して6週間内服し、その後は5日間の内服を4週おきに繰り返す維持療法を6〜12コース行います。腫瘍の血管が増えるのを抑え、脳浮腫を改善するベバシズマブも選択肢の一つです。

標準治療がない、または終了した場合には、保険適用のがん遺伝子パネル検査で、一人ひとりに合う薬を探すこともできます。テモゾロミドは骨髄抑制が比較的軽い一方、肺炎の予防が必要になることもあるため、副作用と対策を治療前に確認しておきましょう。

膠芽腫に対する交流電場療法

交流電場療法が自分に適応するか主治医に確認することを示した、男性と医師の相談イラスト

交流電場療法は、頭皮に電極パッドを貼り、低周波の交流電場を脳内に発生させて腫瘍細胞の分裂を妨げる治療法です。大脳に生じた初発の膠芽腫に対して、放射線治療と薬物療法を併用する化学放射線療法を行ったあと、テモゾロミドによる維持療法と並行して行うことがあります。

主な副作用は、電極パッドを貼った部分の皮膚の軽い炎症で、治療が終われば治まります。膠芽腫と診断された場合は、この治療が自分に適しているかどうかを主治医に確認しておくとよいでしょう。電極パッドを長時間貼るため、日常生活との両立についてもあわせて相談するとよいでしょう。

脳浮腫やけいれんをやわらげる治療と、緩和ケア

夫婦が、療養について看護師の説明を聞く様子

脳腫瘍では、腫瘍そのものによる症状をやわらげる治療が、生活の質を大きく左右します。脳浮腫にはステロイドを使い、頭痛や手足のまひが劇的に改善することもありますが、効果は一時的で、胃潰瘍や糖尿病、感染などの副作用に注意が必要です。

けいれん発作には抗てんかん薬を使います。こうした治療を含む緩和ケア/支持療法は、決して終末期だけのものではなく、がんと診断されたときから受けられます(出典:「緩和ケア」)。つらさを我慢せず医療者に伝えることが、生活の質と体力を保つことにつながります。

統合医療・自然療法を組み合わせるという選択肢

夫婦が、診察室で医師に相談する様子

統合医療は、厚生労働省の検討会で「近代西洋医学を前提として、これに補完代替療法や伝統医学等を組み合わせて更にQOLを向上させる医療」と位置づけられています。手術や放射線治療、薬物療法を否定するものではなく、標準治療をサポートする形で、食事の改善、運動、心のケアなどを組み合わせる考え方です。

補完代替療法の多くは自由診療で、自己負担が増えることがあります。脳腫瘍の治療中はステロイドや抗てんかん薬、抗がん薬を使うことが多いため、取り入れるものは必ず主治医に伝え、根拠と費用を確認して選んでください。

当協会は、この定義に基づき、標準治療をサポートする形で信頼性の高い補完代替療法の情報を整理・提供している一般社団法人です。医師や大学教授が理事を務め、特定の商品や治療法を勧めることはありません。協会が紹介している療法の分類は、次のページで確認できます。

協会推奨の代替療法

手術ができない・余命を告げられたときの選択肢

病院の休憩スペースで、男女がノートを見ながら話し合う様子

「場所が悪くて手術ができない」「再発して、余命を告げられた」。この章では、手術が難しい理由と、そのときに残る治療、後遺症とリハビリテーション、療養の場所、主治医への確認事項を順に整理します。

なぜ手術ができないのか、運動野や言語野に近い場合

手術の可否は機能への影響も考えて判断することを、歩行・言葉・書字・食事のアイコンと相談場面で示したイラスト

脳は部位によって役割が決まっているため、手術ができるかどうかは腫瘍の場所に大きく左右されます。右前頭葉のように重要な働きが少ない部位では、神経症状を悪化させずに腫瘍をすべて摘出できる場合も少なくありません。

一方、手足の動きに関わる運動野や、言葉に関わる言語野に腫瘍がある場合は、摘出によって症状が悪化するおそれがあります。腫瘍の大きさや年齢、全身状態から合併症のリスクが高いと考えられる場合は、全摘出を避けて一部だけを採取する生検を選ぶことになります。手術の可否を決めるのは、腫瘍の場所と生活への影響です。

生検で診断したうえでの、放射線治療と薬物療法

生検で組織を調べ、種類やグレードを確認して治療方針を相談する流れと、放射線治療・薬物療法などの選択肢を示す図解

腫瘍をすべて摘出できない場合でも、生検で採取した組織から種類とグレードを確定し、そのうえで放射線治療や薬物療法を中心とした治療を行います。手術ができないことは、治療の選択肢がなくなったことを意味しません。また、脳の悪性リンパ腫や胚細胞腫瘍のように、腫瘍をすべて摘出できなくても、放射線治療や薬物療法で寛解する腫瘍もあります。

まずは生検の結果で自分の腫瘍が何なのかを確かめ、それに合った治療を主治医と一緒に考えることが大切です。生検の結果を受けて、治療の目的と期間を改めて確認しておくと、見通しを立てやすくなります。

再発したときの治療と、臨床試験・がん遺伝子パネル検査

男女が、診察室で医師の説明を聞く様子

再発した場合でも、再手術や抗がん薬の変更・追加などが検討の対象です。標準治療が終了した場合などには、保険適用のがん遺伝子パネル検査で腫瘍の遺伝子の変異を調べ、効果が期待できる薬を探すこともあります。

治療法が見つからない場合もありますが、免疫チェックポイント阻害薬などの対象になる場合や、臨床試験につながる場合もあります。臨床試験は一部の病院でしか受けられないため、実施状況や受診できる病院について、まず担当医に相談してください。全国の希少がんセンターに設置された相談窓口で情報を得ることもできます。

手術や治療の後遺症と、リハビリテーション

医療スタッフの見守りのもと、男性が木製ブロックを移すリハビリテーションの様子

脳腫瘍では、腫瘍や治療の影響で、手足のまひなどの運動障害や、注意力や記憶力が低下する高次脳機能障害が残ることがあります。運動障害には理学療法や作業療法、言語療法などを組み合わせたリハビリテーションが推奨されています。

高次脳機能障害は本人が気づきにくく、退院後の生活の中で「以前できたことができない」と気づくことも少なくありません。家族が様子を見守り、困ったことがあれば早めに担当医やリハビリのスタッフに相談することが大切です。リハビリは自宅や専門の病院、介護保険施設などで続けることもあり、状況に応じて場所を選べます。

在宅緩和ケアと緩和ケア病棟(ホスピス)から、療養の場所を選ぶ

自宅のベッドで上体を起こす男性と家族が、訪問した看護師に話を聞く様子

療養の場所は、自宅での在宅緩和ケア、緩和ケア病棟(ホスピス)、一般病棟から選ぶことができます。神経症状が強い場合でも、訪問看護師や医師による在宅緩和ケアを受けることが可能です。緩和ケア病棟は医療者が常にそばにいるため、意識障害やけいれんなど症状が強いときや、自宅での介護が難しいときの安心感が大きくなります。

本人の希望と家族の介護の負担を合わせて考え、地域の情報は病院のソーシャルワーカーやがん相談支援センターに相談してください。緩和ケアやホスピスをすすめられたときの対処法と検討すべきことは、次の記事で詳しく整理しています。

緩和ケア・ホスピスをすすめられたときの対処法

主治医に確認しておきたい質問と、セカンドオピニオン

自宅で資料を見ながら、女性が質問をノートに書き留める様子

手術が難しい、余命を告げられたというときに整理しておきたいのは、腫瘍の種類とグレード、遺伝子の状態、手術が難しい理由、放射線治療や薬物療法の目的と期間、起こりうる後遺症とリハビリ、臨床試験やがん遺伝子パネル検査の可能性、決めるまでにどれくらい時間があるか、といった点です。別の医師の話を聞きたい場合は、がんセンターや大学病院などでセカンドオピニオンを受けることもできます。

質問を紙に書いて診察に持っていくだけでも、聞き漏らしが減ります。ご家族が一緒に説明を聞くのも、よい方法です。

当協会に寄せられた脳腫瘍の相談事例と無料相談

落ち着いた相談室で、男性が相談相手の女性の話を聞く様子

一般社団法人日本がん難病サポート協会には、グリオーマで手術ができず、余命を告げられた方からのご相談も寄せられています。この章では、実際の相談事例と、無料相談で一緒に整理できることをご紹介します。

手術ができず余命3カ月と告げられた、26歳男性の相談事例

若い男性と家族が、相談相手の女性に話を聞く様子を描いたイラスト

当協会に相談された26歳の男性は、進行したグリオーマ(神経膠腫)と診断され、手術はできないと告げられていました。化学療法を予定しているものの効果は期待しにくいと説明され、余命は3カ月と伝えられていたそうです。

ご相談は「標準治療とは別に、有効な手段はないか」というものでした。相談を通じて選択肢を整理し、自然療法を中心に取り組まれた結果、1年6カ月ほどで腫瘍が不明瞭化しています。これは当協会に寄せられた個人の相談事例であり、同じ経過をたどることを保証するものではありません。

ご家族だけの相談、匿名・オンラインでも相談できる

自宅でオンライン相談をしながら、女性がノートを取る様子

当協会の個別相談は無料で、電話(平日9時〜18時)、メール(365日24時間受付)、オンラインや対面に対応しています。匿名でも可能で、ご本人が同席されないご家族だけのご相談も歓迎しています。

脳腫瘍では、症状によってご本人が話をするのが難しいこともあり、ご家族が先にご相談されることも少なくありません。当協会は医療機関ではなく、診断や治療は行いません。

公的機関の情報をもとに考え方を整理し、主治医との対話を後押しすることが役割です。「何から考えればいいかわからない」という状態のままで構いません。

父の治療のことでご家族だけで相談された40代の男性からは、「家の中では出せない気持ちを第三者に話せるだけで、こんなに軽くなるものかと思いました」という声が届いています(当協会「ご相談者の声」より)。同じ立場の方の声は、次のページでも紹介しています。

ご相談者からのお便り

無料相談で一緒に整理できること

相談で一緒に整理できることとして、治療の選択肢・主治医への質問・これからの暮らしの3点を示す図解

無料相談では、提示されている治療の選択肢の整理、次の診察で主治医に確認したい質問の書き出し、緩和ケアや在宅療養の考え方、これからの時間の過ごし方、ご家族との関わり方などをお話しいただけます。統合医療や補完代替療法について気になる情報があれば、公的機関の情報をもとに見極め方を一緒に考えます。特定の商品や治療法の勧誘は行っていません。

「何から考えればいいかわからない」という状態のままで構いません。一人で抱え込む前に、まずは一度お話しください。ご家族からのご相談も歓迎しています。

【まとめ】 脳腫瘍はグレード4でも、手術ができなくても、選択肢を整理すれば今できることが見えてくる

自宅で閉じたノートを前に、男女が落ち着いて話し合う様子

脳腫瘍にはステージがなく、悪性度をグレード1〜4で表します。検索される「ステージ4」の多くは、膠芽腫などのグレード4の腫瘍を指しています。グリオーマのグレード別5年生存率は膠芽腫で16.0%ですが、これは現在より成績が低かったと考えられる、およそ10年前の治療にもとづく数値です。

手術ができなくても、生検で診断したうえで放射線治療や薬物療法が行われ、脳浮腫やけいれんをやわらげる治療、リハビリ、緩和ケアも受けられます。標準治療をサポートする形で統合医療を組み合わせる道もあります。まずは主治医に確認したいことを整理するところから始めてみてください。

手術ができないと言われても、まずは無料相談でお話しください

自宅のソファに座り、男性がスマートフォンで相談する様子

グリオーマで手術ができないと言われた、余命を告げられて気持ちの整理がつかない、ご家族としてどう支えればいいかわからない。当協会には、そうした段階の方からのご相談が多く寄せられています。公的機関の情報をもとに、選択肢と主治医に確認したいことを一緒に整理し、主治医との対話を後押しします。

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お電話でのご相談は 03-5657-0995(平日9時〜18時)。メールでのご相談は365日24時間受け付けています。ご家族だけのご相談も可能です。

ほかの部位の相談事例は「がんの部位別事例一覧」でも紹介しています。

よくある質問

自宅でタブレットを見ながら、女性がノートを取る様子

脳腫瘍のステージ4とは、どういう状態ですか?

脳腫瘍にはステージ分類がなく、悪性度はグレード1〜4で表すことを、女性と医師の相談場面とともに示すイラスト

脳腫瘍には、ほかのがんのようなステージの分類はありません。悪性度を示すグレード1〜4で分類され、数字が大きいほど悪性度が高くなります。「ステージ4」と検索されている状態の多くは、最も悪性度の高いグレード4の膠芽腫などや、手術が難しく選択肢が限られてきた状態を指しています。

詳しくは グレードの考え方 を参照してください。

膠芽腫(グレード4)の5年生存率はどのくらいですか?

膠芽腫グレード4の5年生存率16.0%を、2009〜2015年に治療した人の当時の分類による全国調査であり、個人の余命を示す数値ではないという条件とともに示す図解

日本脳神経外科学会の脳腫瘍全国統計では、2009〜2015年に治療を行った膠芽腫の5年生存率は16.0%です。ただし、およそ10年前の治療にもとづくデータで、現在は診断や治療の進歩により向上していると考えられています。個人の経過は遺伝子の状態や体力でも変わります。

詳しくは グレード別の5年生存率 を参照してください。

グリオーマで手術ができません。余命と選択肢はどうなりますか?

男性と女性がノートを用意し、診察室で女性医師の説明を聞く様子

余命は腫瘍の種類やグレード、遺伝子の状態、体力によって大きく異なり、一律には言えません。手術ができない場合でも、生検で診断を確定したうえで、放射線治療とテモゾロミドなどの薬物療法が中心の治療になります。脳浮腫やけいれんへの治療、緩和ケアも並行して受けられます。

詳しくは 手術ができないときの治療 を参照してください。

脳腫瘍が進行すると、どうなりますか?

女性と家族が、ノートを取りながら看護師に相談する様子

腫瘍や脳浮腫が大きくなると、頭の中の圧力が高まり、頭痛や吐き気、意識障害が強くなります。腫瘍の場所によっては手足のまひや言葉の障害、視野の欠けなどが進むこともあります。症状の多くはステロイドや抗てんかん薬などでやわらげられるため、変化があれば早めに伝えてください。

詳しくは 頭蓋内圧が高まる症状 を参照してください。

なぜ脳腫瘍は手術ができないことがあるのですか?

男性が、正常な脳の模型を持つ医師の説明を聞く様子

脳は部位ごとに役割が決まっており、手足の動きに関わる運動野や、言葉に関わる言語野の近くに腫瘍があると、摘出によって症状が悪化するおそれがあるためです。腫瘍の大きさや年齢、全身状態から合併症のリスクが高い場合は、一部だけを採取する生検で診断し、放射線治療や薬物療法を中心に進めます。

詳しくは 手術ができない理由 を参照してください。

脳腫瘍の手術の後遺症にはどんなものがありますか?

医療スタッフと向かい合う女性が、絵カードを指さして言葉の練習をする様子

腫瘍の場所や手術の範囲によって、手足のまひなどの運動障害、言葉の障害、注意力や記憶力が低下する高次脳機能障害が残ることがあります。理学療法や作業療法、言語療法などのリハビリテーションが推奨されており、退院後に気づく障害もあるため、家族の見守りも大切です。気になる変化は早めに担当医に相談してください。

詳しくは 後遺症とリハビリテーション を参照してください。

脳腫瘍は再発しやすいですか?

MRI検査室の入口で、男性が医療スタッフの案内を受ける様子

グリオーマは正常な脳にしみ込むように広がる性質があり、再発しやすい腫瘍です。特にグレード4の膠芽腫は、初期治療から数カ月から1年以内に再発することが多いとされます。一方で10年以上たってから再発することもあるため、MRIによる長期の経過観察が欠かせません。通院を続けましょう。

詳しくは 再発の特徴 を参照してください。

脳に悪性リンパ腫ができた場合も、手術が必要ですか?

女性と若い男性が、診察室で医師の説明を聞く様子

中枢神経系の悪性リンパ腫は、腫瘍をすべて摘出できなくても、放射線治療や薬物療法で寛解することがある腫瘍とされています。そのため、まず生検などで種類を確定し、腫瘍に合った治療を選ぶことが重要です。治療方針は腫瘍の種類によって大きく異なるため、主治医に確認してください。

詳しくは 生検で診断したうえでの治療 を参照してください。

家族が脳腫瘍と診断されたら、家族にできることは何ですか?

女性がノートを取りながら、男性と一緒に医師へ相談する様子

症状によって本人が話したり判断したりするのが難しくなることもあるため、主治医の説明に同席し、治療の目的や見通しを一緒に確認することが大切です。普段との違いに気づいたら医療者に伝え、療養の場所も一緒に考えましょう。家族自身の不安も一人で抱えず、無料相談でお話しください。

詳しくは 無料相談で整理できること を参照してください。

出典

本記事の医学的な事実と統計は、次の公的機関の一次情報に基づいています(2026年10月閲覧)。

本記事で示した数値出典
グレード別5年生存率(グレード2:乏突起膠腫88.4%・星細胞腫73.1%、グレード3:乏突起膠腫68.3%・星細胞腫37.1%、グレード4:膠芽腫16.0%。2009〜2015年に治療を行った人)神経膠腫(グリオーマ) 患者数(日本脳神経外科学会・日本病理学会編「臨床・病理 脳腫瘍取扱い規約 第5版」2023年より作成)
診断数 5,777例(2023年)、死亡数 3,230人(2024年)、5年相対生存率 37.8%(2018年診断例)がん統計「脳・中枢神経系」
転移性脳腫瘍はがん患者の約10〜30%に発生、肺がんが約半数脳腫瘍〈成人〉について
放射線治療 1回1.8〜2.0グレイ、週5回、6週間神経膠腫(グリオーマ) 治療
経過観察の間隔(グレード2:5年目まで3〜6カ月ごと、6年目以降6〜12カ月ごと、グレード3:3〜4カ月ごと)神経膠腫(グリオーマ) 療養
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