緩和ケア・ホスピス
看取りとはどういう意味ですか?看取り介護・看取りケアとは何が違いますか?
まずは結論
「看取り」とは、治癒が見込めない方の最期の時期に寄り添い、その人らしい死を支えることを指します。「看取り介護」は介護施設・在宅の文脈で生活の質と本人の意思を重視したケアを、「看取りケア」はそれを医療・介護・家族が連携して包括的に行う取り組みを指し、ほぼ同義で使われます。いずれも本人が望む場所・方法で最期の時間を過ごせるよう支えることが共通の目的です。一般的な考え方と、当協会の見解
一般的な考え方(出典つき)
「看取り」とは、治癒が見込めない状態にある方の最期の時期に寄り添い、その人らしい死を支えることを指します。「看取り介護」は、主に介護施設や在宅の文脈で用いられ、医療的処置よりも生活の質や本人の意思を尊重したケアを中心に行うものです。「看取りケア」もほぼ同義で使われますが、医療・介護・家族が連携して、身体的苦痛の緩和と精神的サポートを包括的に行う取り組みを指します。いずれも、本人が望む場所・方法で最期の時間を過ごせるよう支えることが共通の目的です。当協会としての見解(相談方針)
当協会は、「看取り」という言葉が突然出てきたとき、ご本人もご家族も何をどう決めればよいか分からなくなることが多いと認識しています。本人が望む場所や過ごし方、在宅・施設・病院それぞれの実情、家族としての関わり方——こうした問いに、情報と対話の場を提供する立場でお手伝いします。医療機関ではないため診断は行いませんが、意思を整理し選択肢を比較する過程を一緒に歩みます。まずは無料の個別相談でお話をお聞かせください。判断するときに整理したい4つの視点
迷いを言葉にしづらいときは、次の4つに分けて考えると整理しやすくなります。
-
治療の目的
根治を目指すのか、進行を抑えるのか、症状を和らげるのか。目的によって治療の意味と続け方が変わります。まず主治医に「この治療の目的は何か」を確認しましょう。
-
効果と副作用
期待できる効果の大きさと、起こりうる副作用・負担のバランス。受けなかった場合に予想される経過とあわせて比べて考えます。
-
体力・生活の質
現在の体力や持病、仕事や暮らしで何を大切にしたいか。治療と生活の質(QOL)のどちらをどの程度優先するかは人によって異なります。
-
本人と家族の希望
最終的に大切なのはご本人の意思です。そのうえで、支えるご家族の考えや不安も共有しておくと、後悔の少ない選択につながります。
主治医に確認しておきたい質問の例
次の診察の前に、聞きたいことをメモしておくと整理しやすくなります。
- 看取り期に入ったと言われましたが、具体的にどのような状態のことを指していますか?
- 病院での看取りと在宅での看取りでは、どのような違いがありますか?
- 今後、本人が苦痛を感じないようにするためにどのような対処ができますか?
- 家族が付き添える時間・環境はどのように整えられますか?
- 看取りの段階でも緩和ケアチームや訪問看護は引き続き関わってもらえますか?
- 本人が望む最期の場所について、今から相談しておくべきことはありますか?
迷うときは「セカンドオピニオン」も選択肢に
主治医の説明を聞いても判断に迷う場合は、別の医師に意見を求めるセカンドオピニオンという方法があります。これは主治医のもとで治療を受けることを前提に、別の専門家の助言を聞くもので、患者さんの権利として一般的に行われています。
一人で抱え込まず、整理から始められます
「何が分からないのか」を言葉にするだけでも、判断は進みます。当協会では、確認すべき質問の整理やセカンドオピニオン検討のポイントを一緒に考えます。
関連してよくあるご質問
同じカテゴリの質問
ご相談の前に(当協会は医療機関ではありません)
本ページは情報提供を目的としており、診断・治療・特定の治療法の推奨を行うものではありません。治療に関する最終的な判断は、必ず主治医にご相談ください。当協会は、患者さんとご家族が状況を整理し、納得して選択できるよう支援する立場です。
監修:日本がん難病サポート協会 / 最終更新日:2026年7月4日 / 出典:国立がん研究センター がん情報サービス、厚生労働省「統合医療」情報発信サイト(eJIM)ほか
無料個別相談
「看取り」について、一緒に整理しませんか。
専門の相談員が、治療の目的・主治医への確認事項・これから考えられる選択肢を一緒に整理します。ご相談は無料、ご家族だけでも、オンライン・お電話でも承ります。

