がん治療の選択・迷い
標準治療と統合医療は併用できますか?
まずは結論
統合医療は、標準治療を前提に補完代替療法などを組み合わせ生活の質の向上を目指す考え方で、標準治療の代わりではありません。併用を考えるときは、相互作用や治療への影響を避けるため必ず担当医に相談しましょう。一般的な考え方と、当協会の見解
一般的な考え方(出典つき)
厚生労働省eJIMでは、統合医療を「近代西洋医学を前提に、補完代替療法などを組み合わせて生活の質の向上を目指す、医師主導で行う医療」と位置づけています。標準治療と何かを併用したい場合は、薬やサプリメントとの相互作用や治療への影響を避けるため、必ず事前に担当医に相談することが大切です。当協会としての見解(相談方針)
当協会は統合医療の情報提供を行っていますが、標準治療を否定したり「代わり」として勧めたりすることはありません。併用を検討する際の考え方や、担当医への伝え方を中立に整理します。気になる療法があれば無料の個別相談でお聞かせください。判断するときに整理したい4つの視点
迷いを言葉にしづらいときは、次の4つに分けて考えると整理しやすくなります。
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治療の目的
根治を目指すのか、進行を抑えるのか、症状を和らげるのか。目的によって治療の意味と続け方が変わります。まず主治医に「この治療の目的は何か」を確認しましょう。
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効果と副作用
期待できる効果の大きさと、起こりうる副作用・負担のバランス。受けなかった場合に予想される経過とあわせて比べて考えます。
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体力・生活の質
現在の体力や持病、仕事や暮らしで何を大切にしたいか。治療と生活の質(QOL)のどちらをどの程度優先するかは人によって異なります。
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本人と家族の希望
最終的に大切なのはご本人の意思です。そのうえで、支えるご家族の考えや不安も共有しておくと、後悔の少ない選択につながります。
主治医に確認しておきたい質問の例
次の診察の前に、聞きたいことをメモしておくと整理しやすくなります。
- 検討中の方法は今の治療に影響しますか?
- 薬との相互作用はありますか?
- 続けて問題ない範囲は?
- 避けたほうがよいものは?
- 費用や保険の扱いは?
- 記録して報告したほうがよいことは?
迷うときは「セカンドオピニオン」も選択肢に
主治医の説明を聞いても判断に迷う場合は、別の医師に意見を求めるセカンドオピニオンという方法があります。これは主治医のもとで治療を受けることを前提に、別の専門家の助言を聞くもので、患者さんの権利として一般的に行われています。
一人で抱え込まず、整理から始められます
「何が分からないのか」を言葉にするだけでも、判断は進みます。当協会では、確認すべき質問の整理やセカンドオピニオン検討のポイントを一緒に考えます。
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ご相談の前に(当協会は医療機関ではありません)
本ページは情報提供を目的としており、診断・治療・特定の治療法の推奨を行うものではありません。治療に関する最終的な判断は、必ず主治医にご相談ください。当協会は、患者さんとご家族が状況を整理し、納得して選択できるよう支援する立場です。
監修:日本がん難病サポート協会 / 最終更新日:2026年6月8日 / 出典:国立がん研究センター がん情報サービス、厚生労働省「統合医療」情報発信サイト(eJIM)ほか
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