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がん治療の選択・迷い

抗がん剤治療を受けるか迷っています。何を基準に考えればよいですか?

  • 監修:日本がん難病サポート協会
  • 最終更新日:2026年6月8日
  • この記事の所要時間:約4分

まずは結論

抗がん剤を受けるかは、①治療の目的②効果と副作用③体力や生活の質④本人と家族の希望、の4つで整理して考えます。担当医の説明をよく聞いたうえで判断しましょう。当協会は一方的に勧めず、納得して選べるよう整理を支援します。

一般的な考え方と、当協会の見解

一般的な考え方(出典つき)

抗がん剤治療(薬物療法)を受けるかどうかは、がんの種類や進行度、治療の目的、体力、予想される副作用などを踏まえて検討されます。治療で期待できる効果、起こりうる副作用、治療を行わなかった場合の見通しについて担当医から十分に説明を受け、療養生活や通院の負担まで含めて理解したうえで判断することが大切です。最終的にどの治療を選ぶかは、ご本人とご家族が納得して決めるものとされています。

参考: 国立がん研究センター がん情報サービス「薬物療法」

当協会としての見解(相談方針)

当協会は、抗がん剤治療を受ける・受けないを一方的にお勧めすることはありません。ご本人の体調や生活の質、ご家族の考え、担当医の説明内容を一緒に整理し、納得して判断できるよう支援します。必要に応じて担当医に確認すべき質問もお手伝いします。ご相談は無料で承っています。

判断するときに整理したい4つの視点

迷いを言葉にしづらいときは、次の4つに分けて考えると整理しやすくなります。

  1. 治療の目的

    根治を目指すのか、進行を抑えるのか、症状を和らげるのか。目的によって治療の意味と続け方が変わります。まず主治医に「この治療の目的は何か」を確認しましょう。

  2. 効果と副作用

    期待できる効果の大きさと、起こりうる副作用・負担のバランス。受けなかった場合に予想される経過とあわせて比べて考えます。

  3. 体力・生活の質

    現在の体力や持病、仕事や暮らしで何を大切にしたいか。治療と生活の質(QOL)のどちらをどの程度優先するかは人によって異なります。

  4. 本人と家族の希望

    最終的に大切なのはご本人の意思です。そのうえで、支えるご家族の考えや不安も共有しておくと、後悔の少ない選択につながります。

主治医に確認しておきたい質問の例

次の診察の前に、聞きたいことをメモしておくと整理しやすくなります。

  • この治療の目的は?
  • 期待できる効果と受けない場合の見通しは?
  • 主な副作用と対処法は?
  • 生活や仕事への影響は?
  • 考える時間はどれくらい?
  • ほかの選択肢や緩和ケアは?

迷うときは「セカンドオピニオン」も選択肢に

主治医の説明を聞いても判断に迷う場合は、別の医師に意見を求めるセカンドオピニオンという方法があります。これは主治医のもとで治療を受けることを前提に、別の専門家の助言を聞くもので、患者さんの権利として一般的に行われています。

一人で抱え込まず、整理から始められます

「何が分からないのか」を言葉にするだけでも、判断は進みます。当協会では、確認すべき質問の整理やセカンドオピニオン検討のポイントを一緒に考えます。

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ご相談の前に(当協会は医療機関ではありません)

本ページは情報提供を目的としており、診断・治療・特定の治療法の推奨を行うものではありません。治療に関する最終的な判断は、必ず主治医にご相談ください。当協会は、患者さんとご家族が状況を整理し、納得して選択できるよう支援する立場です。

監修:日本がん難病サポート協会 / 最終更新日:2026年6月8日 / 出典:国立がん研究センター がん情報サービス、厚生労働省「統合医療」情報発信サイト(eJIM)ほか

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