発癌プロモーション阻害剤

Natural antitumor ingredients

タベブイア・アベラネダエの抗がん成分

NQ801は1997年に米国で「抗がん剤」、その後中国、台湾でも「抗がん剤」として医薬製剤の特許が取得され、日本でも「発癌プロモーション阻害剤」として特許取得されています。
特許公報によれば、NQ801には21種のがん細胞に作用し、その濃度では正常細胞には全く影響しない選択毒性効果があり、従来の抗がん剤のような副作用をともなわない抗がん作用の可能性が示されています。
タベブイア・アベラネダエの研究では、抗がん効果と抗炎症効果、抗酸化効果、鎮痛解熱効果、保湿効果があることが証明され、その内容については日本薬学会、未病システム学会などで発表をおこなっています。また、これらの研究成果は「化学と工業化学」誌に2本の論文として報告しています。
過去30年以上に研究の中で、論文は現段階で合計30件以上、学会発表は200件以上に及びます。
タベブイア属植物に含まれる有効成分は、木質部に存在するナフトキノン類を誘導体として、数種の中間体を経ながら最終体まで生合成されます。一定地域に生育するアベラネダエ種からは、最終体として数種のフラノナフトキノンまで生合成が進み、その中から最も抗がん活性の高いナフトキノンが研究者により発見され、NQ801と命名されています。
単に紫イペまたはイペー・ロショと呼ばれる樹木の中では、ナフトキノン類の含有量には大きくバラツキがあります。ヘプタフィラ種、インペティジノーザ種、パウレンシス種とアベラネダエ種との決定的な差とは抗がん成分NQ801の含有の差ということになります。
またアマゾンのジャングルは広大ですので、たとえ同種(同じアベラネダエ種)であっても地域によって、NQ801の含量が少ない、又は全く含まない、そして全く違う成分を含むということが多々あります。
別名でタヒボと呼ばれています。

NQ801

NQ801は、現時点で発見されているタヒボの最も強い抗がん成分で、化学構造式が2-(1-hydroxyethyl)-5-hydroxy naphtho [2,3-b] furan-4,9- dionで表されるナフトキノン類の一種です。研究者によりNQ801と命名されています。

β-ラパチョン

β-ラパチョンはタベブイアアベラネダエに含有されるナフトキノン類で、抗腫瘍剤としてアーキル社(ArQule 米国・ボストン)と大手製薬会社エフ・ホフマン・ラ・ロシュ社((F. Hoffmann-La Roche, Ltd. スイス・バーゼル)により共同で、新薬開発の研究が進められていました。
アーキル社の報告では、β-ラパチョンにはがん細胞のDNAのチェックポイント機能を阻害する作用があると考えられています。

抗がん作用

タヒボは、直接作用、間接作用、補助作用と多彩な抗がん作用を有しています。

(1)直接作用
がん細胞だけを攻撃し正常細胞には影響を殆ど与えない選択毒性作用やその他アポトーシス誘導作用血管新生阻害作用転移浸潤抑制作用などが報告されています。

(2)間接作用
体の免疫力を高めてがん細胞に対抗する免疫賦活作用が報告されています。

(3)補助作用
抗炎症作用、抗酸化作用、鎮痛鎮静作用、利尿作用などが報告されています。
代謝機能が改善し、食欲増進、睡眠改善、疼痛軽減など全身状態のQOLを向上させます。

当協会の考察

2011年『日本がん難病サポート協会』設立以来、医師との連携をとりながら、重度の病や、がんの方々の相談窓口として機能するよう運営しております。
こういった活動と経験のなかで、私共は、自然療法における、がん患者の改善措置として、現時点で最も有効と考えられる物質が、南米アマゾン原産の樹木「タベブイア・アベラネダエ」の内部樹皮から抽出できる「NQ801」という成分である、という結論に至っております。
日本では、タヒボジャパン㈱がタベブイア・アベラネダエの普及に長年注力されており、輸入・製造・大学や医療機関との共同研究・特許取得まで行い、「タヒボNFD」という商品名で市場での信頼を獲得しています。
統合医療の大前提として、がん患者のほとんどは標準治療をメインに、そのほか複数の民間療法に取組むケースが多いため、病状が改善した際、療法との因果関係を証明するのは困難であるというのも現状ではあります。現段階で、標準治療適用外の重度のがん患者におけるタベブイア・アベラネダエでの改善症例の報告が相当数存在することを踏まえ、どのようにこの物質を統合医療として、活用していくかがひとつの課題です。
タベブイア・アベラネダエはアマゾン川流域の環境下でしか育たず人工栽培も不可能であるため、量産化には化学合成しか方法がありません。
近年、生命資源化学研究室がNQ801の実用的化学合成を成功させ、タベブイア・アベラネダエから微量しか得られない成分の大量供給を可能にする技術を確立し、今後の実用化に期待が寄せられています。
NQ801は既存の抗がん剤「マイトマイシンC」(抗がん性抗生物質)と比較してもがん細胞への効果が変わらないと同時に、正常細胞への影響が少なく、副作用の軽減・解消も望めるなど、安全性の高さも特徴です。抗腫瘍活性以外にも抗酸化作用、抗炎症作用や内臓脂肪蓄積抑制効果のほか、骨吸収阻害の物質も含み、骨粗しょう症などにも有効なことが明らかになっています。
がん治療の補助以外にも、治療を終えたがん経験者の再発予防としての利用価値も非常に高いと考えてられます。
渥美和彦医師が名誉会長を務める「一般社団法人 国際タヒボ医学研究会」という機関も設立され、現在複数の研究が進められています。

 

タベブイアアベラネダエ資料集

一般社団法人 国際タヒボ医学研究会

近畿大学での研究

学術発表一覧

タベブイアアベラネダエ最新論文

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